故ジル・ローランを偲んで

A blog to remember Gilles Laurent, who died in Brussels Attack in the middle of making his film about Fukushima / this blog is organized by his wife Reiko Udo

マイクをつけて。I am with a small microphone now.

朝日新聞「ひと」欄への掲載。反響がすごかったです。 子供の頃、家庭では朝日新聞だった。「社説」「天声人語」そして「ひと」と言えば、ずっと定位置を占めるよく知られたコラムのひとつ。 I had lots of feedback about the column 'A Person' in Asahi N…

松村さんへの手紙。その2 ”Dear Matsumura-san” from Gilles, no.2

松村さんと実際にお会いして、ラジオ・ドキュメンタリーではなく、映画を作ろうと決心したジル。その決心の後、写真を撮るためにもう一度現地を訪れています。 その訪問の後に松村さんに送ったお礼の手紙は、本人が一生懸命書いた「日本語で」でした。そのま…

松村さんへの手紙。 ”Dear Matsumura-san” from Gilles

あらゆるインタビューで「どうしてジル監督はこの映画を撮ろうと思ったのですか」と聞かれるのだが、その度に「こうだと思う・・」と私なりに答えていたのだが、ある意味そのままの内容となる証拠を発見。 I have been asked by many journalists why Gilles…

初めての富岡町。First time in Tomioka.

富岡町の松村さん宅。到着した時は猫のしろや犬のイシに餌をあげているところでした。When I arrived at Matsumura-san's place, he was feeding the cat Shiro and the dog Ishi. 先週、2月15日(水)についに富岡町を訪問。どうして?と思われるかもし…

映画に「おかえり」と言った。I said 'welcome back' to the film.

「フォーラム福島」での一日先行上映会のために、久しぶりに福島県入り。そしてやっと初めて、富岡町にも到達した。松村さん、半谷さんご夫婦のお住まいを訪ねた、写真ドキュメントです。 Here is the 'photo document' of my travle to Tomioka, Fukushima.…

感想コラージュ。Feedback from early audience in Japan

⇧「水と土で生きる」という登場人物の半谷さん。 昨年末からの1日上映会や、マスコミ試写会で頂いた印象的だった感想をコラージュします。 素晴らしい映画でした。美しい日本の自然の風景、音、全てがじわじわと染み渡ってきて眠ってたDNAが揺り起こされる…

English translation of Tokyo Shimbun (newspaper) on 5th of February

2017年2月17日付け東京新聞朝刊誌面より。外国人のお友達がいらしたら是非、シェアしてください。 Tokyo Shimbun: February 5 (Sunday), 2017 A NEWS BULLETIN Here is Fukushima the Husband gazed at. The Victim of terrorism in his mother country. …

よみがえりの魔法 I wished the existence of magic

作っては壊し、作っては壊しで楽しめる積み木の類。人もまた、一度壊れても違う形で再生することがあるのだろうか。(作品は長女作) 先日、私を取材で追いかけてくれているあるテレビクルー(3月放送予定)の方から、 「正直言うと、打ち合わせで初めてお…

シェア件数1,000件を突破。1000 people shared my facebook message of 28th of January

1月28日に投稿した私のメッセージが、約2週間足らずでシェア件数1,000件を突破しました。本当にありがとうございます。おひとり、おひとりの善意に、祈りに感謝です。 友達の友達の友達の・・と、枝分かれしていくさまを想像すると、なんとも言えない感…

最後の足取り。The last footspteps

写真はブリュッセルの地下鉄のMerode(メロード)駅。事件のあったMalbeak(マルベーク)駅のすぐ隣で、ジルが地下鉄の駅に降りていったのはここからです。 前回、ジルが亡くなった時に持っていたMac Power Bookの中のハードディスクが復元された話を書きま…

デスクトップに残る写真。 The last photos on his desktop

ジルは4人兄弟のど真ん中。 ・・というのも、上のお姉さん二人が双子で、下ひとりの妹に挟まれているのです。お姉さんたちより五つ年下、そして妹より五つ年上です。 これはジルが亡くなった当時、抱えていたMac Power Bookのデスクトップに残していた写真…

国王陛下からの癒し Royal healing

開けるなり「あ!王さまだ」。と長女。 年末年始のタイミングでベルギー国王ご夫妻から届いたシーズン・グリーティングのカードです。 昨年10月の来日のタイミングで子どもたち共々、お会いすることが叶った国王ご夫妻。テロの犠牲者家族の一軒一軒に、こ…

可愛い「鬼はウチ」。 Here we find our 'Oni'.

今日は節分です。 昨年はいなかったけれども、一昨年だったかジルに鬼になってもらって、キャーキャーと子供達と一緒に豆を投げさせてもらったような記憶があります。 ところでこれをご覧ください。 これは、ジルが手書き&手描きで作ったフランス語の「アル…

ふたつのフライヤー。Two versions of flyer

左がしばらく見慣れていた、昨年末まで付き合っていたベルギー版のフライヤー。 そして右が先ごろ完成した日本版のフライヤーです。 ふたつとも後ろ姿であることには変わりがないのですが、ベルギー版は大地を前に佇むひとりの老人。(たまに、これがジル監督…

フィルム写真、発掘。Discovery of printed photos

ジルが2009年ごろまで使っていた、アナログのNikonカメラで撮った写真をごっそりと発掘しました。フィルムならではの手法で撮影しています。というのは、わざと一度使用したフイルムにもう一度、上から重ねてとることで偶然出来上がる二重の風景を楽しんでい…

ベルギーからの映画評 A review from Belgium

www.youtube.com 本国ベルギーでは、すでに昨秋公開された映画「残されし大地」。 その時の映画評を一つご紹介します。Cinergieという現地の映画サイトに掲載されたもので、この中の一部抜き取った文章を、映画の予告編の中にも使わせていただいています。美…

iPad Pro 秘話。 A secret story about my iPad Pro

こどもが専用のペンで描いた、ハートの風船。カラフルなスクリーンセーバーとなってくれています。 うちのiPad Proはティム・クックさんからのプレゼントです。 ・・というと、ほとんどの方が目を丸くします。たまたま部品を買いに行った先のアップルストア…

ブラッセル日本人学校同窓会・潜入記 Again at The Embassy of Belgium in Tokyo

潜入したというのは大げさなのですが。 またまた先日、ベルギー大使館でスピーチをさせて頂いてきました。ベルギーにあるブラッセル日本人学校の、ここ日本での同窓会にお邪魔して映画の宣伝をさせていただいたのです。 ちょうど予告編も出来上がり、公式HP…

心からファッションを楽しむこと。To enjoy fashion from the bottom of my heart

アラウンド50のための女性誌、エクラ。2017年2月号の巻頭特集は「新年、服の力で新しい私になる」。ビジュアルもコンセプトも大好きな特集です。 私自身の仕事は雑誌の編集です。主に常にデイリーな女性のための服について考え、まとめてきました。若い頃は…

グローバルに考えて、ローカルに行動を。Think Globally, Act Locally

「あれ? もうすぐ会えるというのに。」 去る1月6日、私の郷里・北九州市での試写会を企画してくれた高校の同窓生から、その数日前に郵便でお手紙が届きました。 「会ったら渡そうとも思っていたのだけどけど」ということわりとともに、昨年発行されていた…

ジル・ローランの頭の中。その2 The books which he left in the house No.2

ジルが日本の家に残した蔵書を披露する、第二弾の投稿です。 「森の生活」を記したヘンリー・デビッド・ソローのことが大好きだったらしく、彼の関連の本は複数冊ありました。 映画「残されし大地」のメインキャストにもなった、松村直登さん関連の本。 福島…

ジル・ローランの頭の中 その1 The books which he left in the house

ジルが日本に残した遺品は主に、服と本でした。 中でも本は好きだったので、ベルギーの実家にもたくさん残していると思いますが、ここ日本で持っていた限られたジャンルの本には、彼が日本で何を考えて生きていたのか、どんな思いが映画に結びついたかがよく…

普遍的な「ふるさと」について考えた。(プレミア試写会in北九州を終えて)06/01/2017

私の地元で、今年最初の試写会。1月6日、「プレミア試写会 in 北九州」に続々ご来場のお客様。 上映前のスピーチにはいつも一応原稿を用意していくものの、お客様を目にした時の気持ちを優先して、結局はアレンジしてお話ししています。けれども手元に用意…

2017年、年が明けました。Now we are in 2017.

ジル撮影の山梨県・忍野八海の写真(と思います。2014年9月撮影) 年明け早々、休みでやっと落ち着いた時間が取れたこともあり、ジルが最後まで使っていたMac PowerBookから復元されたハードディスクの中身を検証しました。やはりカメラが好きなだけあって…

憎しみではなく、愛の拡散を。May love spread in the world, not hatred.

先日やっと、パリ同時テロで奥さんを亡くしながら「ぼくは君たちを憎まないことにした」というfacebookメッセージが世界中を駆け巡ったアントワーヌ・レリスさんの著書を読みました。 存在は知っていながらも手に取ることが難しかった時も過ぎ、やや客観的に…

ベルギー大使館でのスピーチ 14/12/2016 My Speech at the Embassy of Belgium in Tokyo

過日の大使館での関係者上映会でのスピーチを採録させていただきます。 ここはジルの「東京都内の、小さな故郷」です。感無量でした。 本日お集まりの皆さま、こんにちは。多くの方々においで頂きまして、本当にありがとうございます。ご紹介に預かりました…

女性たちの感想ノート

ジルの映画「残されし大地」について今まで頂いた感想、特に女性からのコメントをいくつか掲載させて頂きたいと思います。(ベルギーの映画館、京都映画祭などで先んじて見てくださった方たちの感想です。) 私が女性ですから当たり前といえば当たり前ですが…

「恋人はサンタクロース」ならぬ、「パパがサン・ニコラ」。 Papa is our Saint-Nicolas

昨年の12月8日は、結果的に、ジルが最後の最後に日本を後にした日でした。 12月に入ってからなんとなく、「もうすぐ生のジルの姿を見なくなってから1年になるのか・・」と思ってはいたものの、その日が近づくに連れて、私の胸の中はどこか重いものに包…

マイ・タウン、浪江町。 My town, Namie

映画「残されし大地」に出てくるゴーストタウン化した街並み。人の代わりに緑が生い茂る。 映画「君の名は。」と「シン・ゴジラ」が今年の大ヒット映画ですが、前者はとても美しく。そして後者はとても耐え難く「見慣れた景色がこんなにも変わってしまう」と…

瀧田さんご夫婦のこと。About another couple involved in Brussels Attack

10月10日。ホテルニューオータニの玄関には日本とベルギー、両国の国旗が飾られていました。 去る9月25日。 映画「残されし大地」のfacebookページに、あるメッセージが寄せられました。 突然のメッセージ失礼いたします。瀧田と申します。実は、私の夫も…