故ジル・ローランを偲んで

A blog to remember Gilles Laurent, who died in Brussels Attack in the middle of making his film about Fukushima / this blog is organized by his wife Reiko Udo

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フィルム写真、発掘。Discovery of printed photos

ジルが2009年ごろまで使っていた、アナログのNikonカメラで撮った写真をごっそりと発掘しました。フィルムならではの手法で撮影しています。というのは、わざと一度使用したフイルムにもう一度、上から重ねてとることで偶然出来上がる二重の風景を楽しんでい…

ベルギーからの映画評 A review from Belgium

www.youtube.com 本国ベルギーでは、すでに昨秋公開された映画「残されし大地」。 その時の映画評を一つご紹介します。Cinergieという現地の映画サイトに掲載されたもので、この中の一部抜き取った文章を、映画の予告編の中にも使わせていただいています。美…

iPad Pro 秘話。 A secret story about my iPad Pro

こどもが専用のペンで描いた、ハートの風船。カラフルなスクリーンセーバーとなってくれています。 うちのiPad Proはティム・クックさんからのプレゼントです。 ・・というと、ほとんどの方が目を丸くします。たまたま部品を買いに行った先のアップルストア…

ブラッセル日本人学校同窓会・潜入記 Again at The Embassy of Belgium in Tokyo

潜入したというのは大げさなのですが。 またまた先日、ベルギー大使館でスピーチをさせて頂いてきました。ベルギーにあるブラッセル日本人学校の、ここ日本での同窓会にお邪魔して映画の宣伝をさせていただいたのです。 ちょうど予告編も出来上がり、公式HP…

心からファッションを楽しむこと。To enjoy fashion from the bottom of my heart

アラウンド50のための女性誌、エクラ。2017年2月号の巻頭特集は「新年、服の力で新しい私になる」。ビジュアルもコンセプトも大好きな特集です。 私自身の仕事は雑誌の編集です。主に常にデイリーな女性のための服について考え、まとめてきました。若い頃は…

グローバルに考えて、ローカルに行動を。Think Globally, Act Locally

「あれ? もうすぐ会えるというのに。」 去る1月6日、私の郷里・北九州市での試写会を企画してくれた高校の同窓生から、その数日前に郵便でお手紙が届きました。 「会ったら渡そうとも思っていたのだけどけど」ということわりとともに、昨年発行されていた…

ジル・ローランの頭の中。その2 The books which he left in the house No.2

ジルが日本の家に残した蔵書を披露する、第二弾の投稿です。 「森の生活」を記したヘンリー・デビッド・ソローのことが大好きだったらしく、彼の関連の本は複数冊ありました。 映画「残されし大地」のメインキャストにもなった、松村直登さん関連の本。 福島…

ジル・ローランの頭の中 その1 The books which he left in the house

ジルが日本に残した遺品は主に、服と本でした。 中でも本は好きだったので、ベルギーの実家にもたくさん残していると思いますが、ここ日本で持っていた限られたジャンルの本には、彼が日本で何を考えて生きていたのか、どんな思いが映画に結びついたかがよく…

普遍的な「ふるさと」について考えた。(プレミア試写会in北九州を終えて)06/01/2017

私の地元で、今年最初の試写会。1月6日、「プレミア試写会 in 北九州」に続々ご来場のお客様。 上映前のスピーチにはいつも一応原稿を用意していくものの、お客様を目にした時の気持ちを優先して、結局はアレンジしてお話ししています。けれども手元に用意…

2017年、年が明けました。Now we are in 2017.

ジル撮影の山梨県・忍野八海の写真(と思います。2014年9月撮影) 年明け早々、休みでやっと落ち着いた時間が取れたこともあり、ジルが最後まで使っていたMac PowerBookから復元されたハードディスクの中身を検証しました。やはりカメラが好きなだけあって…