故ジル・ローランを偲んで

A blog to remember Gilles Laurent, who died in Brussels Attack in the middle of making his film about Fukushima / this blog is organized by his wife Reiko Udo

ベルギー元老院からの電報 Telegram from the Senat 2016/04/02

葬儀から間もなく、ベルギー元老院から受け取った電報です。

A telegram which I received from the Senat of Belgium soon after the funeral.

 (翻訳:大原映美さん)

 

鵜戸 玲子 様

 

 

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元老院、そして私個人より、3月22日火曜日にザベンテム空港及び地下鉄マールベーク駅構内で遂行されたおぞましいテロの犠牲者となられた、ご主人ジル ローラン様のご逝去に接し、心から哀悼の意を捧げます。

卑劣な行為によって引き起こされた恐怖や憤りが、近親の方を不意に失われて以来毅然と立ち向かっていらっしゃる犠牲者のご家族の方々の耐え難い喪の悲しみを忘れさせることはできません。元老院全体で乗り越えなければならないこの悲痛な試練に取り組む所存であることを、代表してお伝えいたします。この悲劇の原因である致死のイデオロギーを全滅させるという、我々議員や幹部、そして公職のものの断固とした意志であるということを、ここに改めて断言いたします。あまりにも不当に奪い去られた方との思い出とともに生きる力を育むための慰めや共感がおそばにありますよう、願っています。ベルギー国内外の多くの人々があなたの味方であるということを確信なさってください。

元老院も含まれています。

クリスティン デフレーニュ

元老院議員会長