故ジル・ローランを偲んで

A blog to remember Gilles Laurent, who died in Brussels Attack in the middle of making his film about Fukushima / this blog is organized by his wife Reiko Udo

2017年、年が明けました。Now we are in 2017.

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ジル撮影の山梨県・忍野八海の写真(と思います。2014年9月撮影)

 

年明け早々、休みでやっと落ち着いた時間が取れたこともあり、ジルが最後まで使っていたMac PowerBookから復元されたハードディスクの中身を検証しました。やはりカメラが好きなだけあって、いろいろな写真が無数に出てきました。これから整理して、映画同様、発表の機会を少しずつ設けたいところですが・・。

まずはデスクトップにあったらしい、この写真を一枚アップします。

 

今年は当然、喪中なので新年のご挨拶は控えています。けれども、やはりちょこちょこメールやLINEのスタンプで新年の挨拶も・・・。正直戸惑いますが、「言いたい」という気持ちがはやり、明るい気持ちで投げてもらったものに対して「喪中なのでちょっと・・」とは言えません(笑)。その他にも、久しぶりの喪中に際して「これはどうするんだっけ?」「あれはしてもいいのだっけ、ダメなのだっけ?」と、妙に落ち着かない感じの正月を過ごしています。

 

この写真は何となく静謐な雰囲気で、喪中ハガキに使用しても良かったかのような一枚。お祝いの言葉は言えないけれども、この写真と共に、ご挨拶はさせてください。

 

今年はいよいよ、ジルの映画「残されし大地」が日本中に羽ばたいていくことになる一年です。東京での映画公開は3月。3.11から6年、3.22(ジルの命日)からもほぼ一年となるタイミングで渋谷のシアター・イメージフォーラムで、どなたにでもに来ていただける状態になるわけです。そして、その結果次第で全国にどんどん巡っていく・・。

こんな年はもう二度と巡ってこないわけで、最初で最後の一作を一人でも多くの方に見ていただける素地を作るべく、私も精一杯頑張ろうと思います。

 

ジルを知らない人たちにも、ジルの良心や美しいものを愛する心がうまく伝わりますように。

 

今年もどうぞ、ご協力をよろしくお願いします。

 

映画「残されし大地」facebook https://www.facebook.com/nokosareshidaichi/